実地臨床手技のエッセンス 分娩管理へのアドバイス
胎児・新生児管理—産婦人科医の立場から
室岡 一
1
,
石川 孝次
1
Hajime Murooka
1
,
Koji Ishikawa
1
1日本医科大学産婦人科
pp.621-627
発行日 1979年8月10日
Published Date 1979/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206086
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適切な分娩管理を行なうことは周産期の児の障害や仮死率減少,死亡率減少のためであって,産科医が日常診療中最も配慮する点である。分娩経過は一例一例において異なり,いずれにおいても画一的な取扱いはできない。われわれは妊産婦および胎児・新生児に起こりうる障害の原因と異常発現の把握,それに対する適切な処置・対策を必要とする。そこで産科の日常診療に際し,胎児・新生児管理について忘れてはならない心構え,注意点など述べてみたい。
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