実地臨床手技のエッセンス 血液と体液のサンプリング
成人における採血のコツ
織田 進
1
,
三輪 史朗
1
Susumu Oda
1
,
Shiro Miwa
1
1山口大学医学部第3内科教室
pp.17-23
発行日 1979年1月10日
Published Date 1979/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205972
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臨床検査の多様化と複雑化により,採血も頻回に行なわれ,1回の採血量も多くなった。
慢性疾患では通常使用される静脈はすでに採血不可能となっていたり,ショック時のごとく通常利用できる静脈が虚脱状態となり採血できないこともある。産科においてはショックに遭遇することも多いので,手早く採血しその結果で病態を把握し,同時に経静脈による治療がなされなければならない。それゆえ静脈確保が絶対必要となる。ここでは通常の静脈採血方法に加え,カテーテル留置,ショック時の採血方法についても述べる。
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