臨床メモ
不妊症検査としてのHysterosalpingographyとLaparoscopy
佐藤 直樹
1
1帝京大学医学部産婦人科教室
pp.868
発行日 1978年11月10日
Published Date 1978/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205939
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女性不妊症のうち,卵管障害によるものが約40%を占めるといわれている。
一般に卵管通気法,卵管通色素法,あるいは子宮卵管造影法(HSG)等の卵管疎通検査が行なわれるが,いずれも卵管の通過障害を間接的に知る方法で,信頼度が低いことが欠点とされている。最近は,より信頼性の高いLaparoscopyがPopu—larになってきた。この方法は,卵管の状態のほかに,内性器の性状が直視下で観察でき,しかも卵巣組織診も可能であるため,HSGの代りに施行する施設も多い。
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