臨床メモ
分娩監視装置使用の効果
竹内 久彌
1
1順天堂大学医学部産婦人科学
pp.339
発行日 1978年5月10日
Published Date 1978/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205826
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胎児心拍数と陣痛を連続記録できる分娩監視装置の使用により,周産期死亡率を格段に減少させ得ることは,すでにわが国の多くの優秀な報告の示すとおりである。最近,改良された分娩監視装置が比較的安価に提供され,再び普及が進んでいることは,その意味で大いに期待されるところである。
しかし,このような装置はその使い方次第で効果が非常に異なってくることも良く知られており,具体的な運用法とその効果が知りたいところである。そこで今回は,内容的にとくに目新しいものではないが,米国の一地域病院における分娩監視装置の使用経験をJ.C.Amato (Obst.& Gynec.50:269,1977)の報告にみてみたい。
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