データ報告
婦人の既往開腹手術頻度の検討
大野 剛
1
,
梶野 徹
1
,
羽場 啓子
1
,
岡村 泰
1
Takeshi Ono
1
1埼玉県済生会川口総合病院産婦人科
pp.76-78
発行日 1978年1月10日
Published Date 1978/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205768
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妊産婦あるいは婦人科疾患患者の既往歴をみると,開腹手術の既往者が意外に多いように思われる。開腹手術は術後に腹腔内癒着をおこし,腹痛や腸管通過障害あるいは子宮外妊娠や不妊症など,外科的婦人科的な新たな疾患をおこすことが多い。またたとえこれらの障害がおこらなくとも,再度の開腹手術時に癒着のために手術操作が複雑となることも多い。われわれは癒着の大きな原因と考えられる開腹手術の頻度について,当科外来受診者を対象に集計してみた。
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