疾患の病態と治療 日常診療の再検討
クライオサージェリーによる子宮・腟部びらんの治療
滝 一郎
1
,
柏村 正道
1
Ichiro Taki
1
,
Masamichi Kashiwamura
1
1九州大学医学部産科婦人科学教室
pp.415-419
発行日 1977年5月10日
Published Date 1977/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205618
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子宮腟部びらんの治療に対する低温の利用(クライオサージェリー)は,古くより行なわれて来たが,一般的方法として普及したのは,最近10年来のことである。われわれは,昭和46年より,子宮腟部びらんの治療にクライオサージェリーを応用し,現在まで種々の臨床結果を発表してきた。今回は日常診療の再検討というテーマであるので,クライオサージェリーを行なう際に,特に注意したい問題点を中心に解説してみたい。
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