特集 産婦人科手術のポイント
V.手術手技--婦人科
子宮腟部びらんの手術
滝 一郎
1
1九州大
pp.962-963
発行日 1975年12月10日
Published Date 1975/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205293
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子宮腟部びらんの手術というテーマで,Sturm—dorf手術のポイントを書くようにとの編集者よりの依頼であつた,最近はびらん治療に対しては電気凝固や冷凍手術がさかんに用いられ,本術式はむしろ子宮頸癌の早期境界病変に対する診断あるいは治療の手段として行なわれる機会のほうが多い。その場合はただ病変部を切除するのみでは不十分で,摘出標本が以後の検索材料として適当であるために,びらん面を損傷しないような手術操作が必要となる。本稿ではその点も踏まえて術式の要点を述べてみたい。
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