特集 産婦人科手術のポイント
V.手術手技--婦人科
子宮頸癌根治手術—基靱帯処理
坂元 正一
1
1東京大
pp.950-951
発行日 1975年12月10日
Published Date 1975/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205287
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私の術式における基靱帯処理段階
基靱帯を処理する段階での,周囲との解剖的関係は広汎性子宮全摘出術の術式によつてかなり異なつてくる。私のやり方では次のような状況のもとで処理に入る。
①膀胱側腔および直腸側腔(の頭方入口部)は手術の最初に開放ずみ(基靱帯はほぼ浮彫りの状態)。 ②リンパ節廓清は基靱帯節を除き終了。 ③子宮動脈切断終了。 ④尿管剥離終了。
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