特集 産婦人科手術のポイント
IV.手術の適応と術式の選択
子宮腟部ビランの治療法の選択
川上 博
1
1元:東京女子医大
pp.928-929
発行日 1975年12月10日
Published Date 1975/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205279
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Estrogenに対する頸管粘膜の反応は個人的に大きな差があるが,感受性が強いものでは頸管粘膜は高度の皺襞を形成し,さらに外子宮口を越して子宮腟部の表面まで拡大する。これが子宮腟部ビランである。
このような粘膜の増殖は粘膜皺襞(ビラン腺)を形成して子宮頸管壁ならびに子宮腔部実質内に侵入し,遂には頸管炎を併発するようになる。
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