症例
50歳以上の高齢者にみられた卵巣未分化胚細胞腫の3例
斉藤 喜久子
1
,
板橋 武彦
1
,
竹井 啓裕
1
,
西川 義雄
1
,
釜本 善之
2
Kikuko Saito
1
,
Yoshiyuki Kamamoto
2
1奈良県立医科大学産科婦人科学教室
2奈良県立医科大学第一病理学教室
pp.777-779
発行日 1973年9月10日
Published Date 1973/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204881
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未分化胚細胞腫は,従来の報告によれば,その大部分が20歳前後の婦人に発生するといわれ,高年者には比較的少ないとされている。しかるに先に報告したように当教室の集計例では1,8)50歳以上の高年者の占める率が高いことを知つたが(計3例),最近さらにそのような1例を経験したので,経過不明の1例を除きあらためて3例をここに報告する。
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