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グラフ
卵巣未分化胚細胞腫
Disgemrinoma ovarii
東京大学医学部産婦人科学教室
pp.707-708
発行日 1960年8月10日
Published Date 1960/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202249
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〔第1例〕 14歳の少女。不正性器出血と腹部膨隆を主訴として来院。人院時,触診にて臍上約2横指に達する下腹部腫瘤を容易に触れる。開腹するに腹腔内には血性の腹水約50ccを認め,腫瘤は左卵巣腫瘍で略々人頭大,周囲との癒着なく剔除は容易であつた。剔出物は淡紅色,表面凸凹あり,全体としてやや強靭な被膜に包まれ硬度は弾力性〓,割面は充実性髄様,一部に嚢踵の形成が見られた。組織学的検査により未分化胚細胞と診断された。
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