臨床メモ
X線診断後妊娠のダウン症候群発生率—2代目への影響は
竹内 久弥
1
1順天堂大学産婦人科
pp.1123
発行日 1971年11月10日
Published Date 1971/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204518
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診断のために卵巣がX線を浴びる頻度は最近ますます高くなつている。
子宮卵管造影だけではなく,排泄性ないし逆行性尿路造影,骨盤・腰椎撮影,バリウム注腸,胃十二指腸透視,腹部単純撮影に加え,妊娠時の胎児・骨盤撮影も卵巣被曝の原因となる。卵母細胞が,X線に敏感であることは動物実験で明らかであり,被曝後妊娠の児がどのようになつているかが問題である。
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