Medical Scope
ダウン症候群胎児の妊娠初期診断
島田 信宏
1
1北里大学医学部産婦人科
pp.645
発行日 2000年7月25日
Published Date 2000/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902453
- 有料閲覧
- 文献概要
21番目の染色体のトリソミー,すなわち21トリソミーで発症するダウン症候群は染色体異常児のなかでも最も発生頻度が高く,母体の高年齢とともに発生率も上昇してくることで知られている大変有名な疾患です。
母体が35歳以上になって妊娠するとその発生率は上昇することから,35歳以上の妊婦は自分の希望で羊水診断による出生前診断を受ける方が多くなってきました。英国では出生するダウン症候群児の3/4(75%)は母体が若い方で,35歳以上の母親は1/4しかいないと言われています。
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.