研究
—新生児黄疸に関する研究(第19報)—新生児高ビリルビン血症に対するACTH療法とその批判
舘野 政也
1,2
Masaya Tateno
1,2
1金沢大学医学部産科婦人科学教室
2富山県立中央病院産科婦人科
pp.457-460
発行日 1971年5月10日
Published Date 1971/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204409
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緒論
新生児高ビリルビン血症に対する薬物療法として,我国ではACTHによる治療が一般化している現状である。けれども,この治療法に対する批判も少なくないことは事実である1,2)。即ち,感染症,体重減少,哺乳力減退あるいはその量的な問題などである。私も今回,合成ACTHを新生児高ビリルビン血症に対して使用する機会を得たので,その使用成績と批判を行なつてみたい。
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