特集 腹痛,腰痛の診断
産婦人科的な腹痛
石塚 直隆
1
Naotaka Ishizuka
1
1名古屋大学医学部産婦人科
pp.989-993
発行日 1970年11月10日
Published Date 1970/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204300
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はじめに
本稿では産婦人科において経験される腹痛(主として下腹痛)についてこれを主徴とする疾患の鑑別診断をなるべく実際に即して述べる。
外来患者についてわれわれの領域では性器出血も重要な徴候であるが下腹痛もこれにつぐ重要な症状であり鑑別上からは発熱,出血を同時に伴う疾患も多いので下腹痛の診断には鑑別上かなり複雑な配慮が必要となる。
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