特集 産婦人科
今日の焦点・Ⅰ
絨毛性腫瘍治療における二,三の問題点
石塚 直隆
1
Naotaka Ishizuka
1
1名古屋大学医学部産婦人科学教室
pp.931-933
発行日 1969年11月10日
Published Date 1969/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204115
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はじめに
絨毛性腫瘍(絨腫瘍)の診断治療について,最近数年間に大変活発な研究活動が展開され,内外ともに数々の成果があげられてきている。しかし本疾患の臨床病態の複雑多様性のため,一致した見解が得られにくい点も多く,まだ問題点を残している。
本疾患の特徴として,ホルモン(HCG)産生組織を基盤としているので,病態の消長がHCGの追求を通じてなされる点があげられる。
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