境界領域
腹痛—産婦人科と外科の共通問題
木村 忠司
1
Chuji Kimura
1
1京都大学医学部外科
pp.151-156
発行日 1971年2月10日
Published Date 1971/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204357
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骨盤腔は産婦人科,泌尿器科および外科の各科が対象とする領域であり人為的に各内臓はそれぞれの専門分野に分けられているが,病気の方は遠慮なく各科の境界線を越えて拡がるから診断学上のみならず治療上からも各科にまたがる知識をもつことが必要である。
ここには産婦人科の対象臓器をいれる骨盤腔から発せられる"いたみ"の問題をとりあげ,外科医としての観点から思いつくことを述べることにしたい。
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