薬の臨床
Homochlorcyclizineの5-HTに対する拮抗について
寺木 良巳
1,2
,
北川 行夫
1
Yoshimi Teraki
1,2
,
Yukio Kitagawa
1
1昭和大学医学部第一薬理学教室
2大森赤十字病院産科婦人科
pp.817-822
発行日 1969年9月10日
Published Date 1969/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204098
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はじめに
セロトニン(5-HT)拮抗物質としては,LSDやme-thysergideなどがあげられるが,最近開発されたホモクロールサイクリジン(homochlorcyclizine,HC)は,抗セロトニン作用のみならず,抗ブラディキニン,抗ヒスタミン作用などのあることで注目されている。
セロトニン作用の中でも,摘出臓器の平滑筋に対する作用はよく検討されているが,in vivoの実験的研究は多くはない。
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