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妊娠細菌尿/卵巣嚢胞腺腫
Long-term follow-up of bacteriuria in pregnancy/Karyotypic clonal evolution in a cystic adenoma of the ovary Lancet
pp.573-573
発行日 1968年7月10日
Published Date 1968/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203909
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著者らは先に(Lancet 2:831,1965およびAnn. N. Y. Acad. Sci. 145:329,1967),1962-1965間の8907例の新来妊婦尿を細菌学的に検し,細菌尿が妊娠および新生児に及ぼす影響を報じた。しかし,そうした細菌尿のあつた妊婦を妊娠終了後長期にfollow-upした報告がないので,本報は8901名のうち,感染の著名な388例(4.4%)を拾い,治療を加え,妊娠終了後も来院した285名を長期追跡の対象とした。
このうち157例が2-4年後の再検査に来た。サルファ剤奏効をⅠ群,無効(Ⅱ)のうちペニシリン有効Ⅱ(a),無効Ⅱ(b)とした。I群が109名(157例の76%),Ⅱ群が48名(30%)。さて4年後の検査時に157例のうち,感染未治ゆ43例(27%)。細分すると,Ⅰ群では21例(109名に対し14%)が未治,Ⅱ(a)13例(45%),Ⅱ(b)19名(47%)が未治。細菌はE. coli 88%,Proteus 5%,aerogenes,fecalis,albusなど各1例。尿内の白血球は感染者では10個/c.mm以上が72%を占めた。感染者は尿路症状全くなし51%,症状あり49%(尿意頻数43%,drsuria 38%,疼痛24%,offensive urine 30%)。治ゆしたものでは83%が無症状であつた。
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