薬の臨床
無月経症・月経困難症に対するNorethindroneとMestranol合剤(S−3800錠C)の治験成績
青河 寛次
1
,
石原 政芳
1
,
金尾 昌明
1
Kanji Seiga
1
1国立舞鶴病院産婦人科
pp.447-448
発行日 1968年5月10日
Published Date 1968/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203889
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はじめに
無月経その他の月経異常に対する治療方策としては,それぞれの病因に即した適切な方法が次第に開発されつつある。このうち,無月経に対しては,uterine refra-ctorium以外のどのような症例には,EstrognとBoge-steroneの併用が,消退出血を起こしうるもつとも簡単で基本的な治療法である。一方,月経困難症に対しては,排卵抑制によりその奏効性が十分期待されるところである。
そこで,NorethindroneとMestranolの合剤であるS−3800錠Cを用いて,これら月経異常に対する治療効果を追求してみた。
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