Japanese
English
薬剤・1
月経前症候群に対するジース錠の治験
Experience with "JS" tablet for premenstrual disorders
木下 二亮
1
,
栗林 清彦
1
Jisuke Kinoshita
1
1成城木下病院
pp.983-987
発行日 1963年12月10日
Published Date 1963/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202947
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はしがき
月経には,種々の随伴症状があることは周知の通りで,"月経随伴症"という名のもとに一括されるのが常である。
その中には病因論的にかなり異質的なものを含んでいるのでその治療においても効果がまちまちとなり,きめ手がないという状態である。そこで小林教授はあまりにも漠然とした随伴症をもう少し整理する必要を説き,少なくとも次の2つのグループすなわち"月経前症候群"と"月経困難症"ぐらいには大別すべきであるとし,その上で改めて統計分析や病因論,あるいは治療効果の判定等を行なうことを提唱している。そうして,月経前症候群の成立には黄体ホルモンが大いに関係ありとし,これにGestagen Syndromeという名前を主張しているのは興味深い。
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