症例
先天性歯牙の1例
塚本 隆是
1
,
桜井 皓一郎
1
,
小谷 朗
2
Takashi Tsukamoto
1
,
Akira Kotani
2
1信州大学医学部産婦人科教室
2信州大学医学部附属病院歯科
pp.423-425
発行日 1968年5月10日
Published Date 1968/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203885
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はじめに
乳歯の萌出は大体生後半年から2年半の間に下顎乳中切歯から始まり,下顎第2乳臼歯の出齦に終るものである。しかるに出生時すでに萌出しているもの,あるいは生後1ヵ月以内に萌出したものは先天歯,先天性歯牙,または胎生歯等といわれ,とくに区別されており頻度もまれである。
われわれは最近出生時すでに下顎中切歯部に歯牙の萌出している1例を経験したので,その症例概要につき報告する。
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