薬の臨床
17α-ethynyl-19-Nortestosterone 2mgとMestranol 100rの混合剤の避妊効果に関する臨床成績
小林 拓郎
1
,
雨森 良彦
1
,
渡辺 卓
1
,
市川 尚
1
Takuro Kobayashi
1
1東京大学医学部産婦人科教室
pp.359-365
発行日 1968年4月10日
Published Date 1968/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203874
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
1954年Djerassi et al.により経口投与で活性の失われない黄体ホルモソの合成に成功して以来,相次いで200種類におよぶいわゆる経口ゲスターゲンが合成され,その一部についてはPincus et al.により強力な排卵抑制作用を持つことが確認された。
1956年San Juan,Puerto RicoにおけるPincus et Rockにより経口ゲスターゲンであるNorethynodrclの臨床実験が施行され,満足すべき避妊効果が得られて以来,経口避妊薬としてこれら合成ゲスターゲンは注目を浴びるに至つた。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.