特集 産婦人科の救急処置
けいれんの救急処置
岩谷 宏
1
,
源田 哲郎
1
Hiroshi Iwaya
1
1日本医科大学産婦人科教室
pp.965-967
発行日 1967年12月10日
Published Date 1967/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203808
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はじめに
産婦人科領域において痙攣を起こす疾患としては,子癇,尿毒症,癲癇,ヒステリー,脳溢血,髄膜炎,脳腫瘍,破傷風,諸種中毒が挙げられるが,このうち子癇が最もしばしば見られ,しかも早期に適切な治療を必要とするのである。
そこでまず子癇の診断の要点を述べ,ついで子癇を中心とする上記疾患の鑑別診断ならびに子癇の処置について述べることにする。
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