Japanese
English
薬の臨床
前投薬としてのジアゼパム・セコバルビタール剤混合投与の価値
Evaluation of the combined use of"Diazepan Secobarbital"drugs as a premedication
森 新太郎
1
Shintaro Mori
1
1住友病院産婦人科
pp.319-321
発行日 1966年4月10日
Published Date 1966/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203467
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はじめに
前投薬の目的としては(1)鎮静をうるため,(2)新陳代謝の低下のため,(3)麻酔剤の副作用に抵抗するため,(4)手術の副作用に抵抗するため,(5)痛覚の閾値を少しでも上げるためなどがあげられておる。現在では前投薬なしの麻酔ということは考えられなくなつたといわれておる。而してこの前投薬としてはモルフィン,モルフィン代用品,ベラドンナ剤,バルビタール剤,フェノチアジン製剤など各種のものが用いられている。私は広範囲精神身体調整剤Benzodiazepine誘導体Diazepanの製剤(セルシン)とバルビタール属のうち短時間作用性のSecoarbital剤(アイオナール)の混合剤を産婦人科腰麻使用手術の前投薬として使用したので報告する。
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