Japanese
English
臨床
スミアーの通信検査の検討と問題点
Some problems on the tele-medical technology of smear test
山崎 高明
1,2
Takaaki Yamasaki
1,2
1神戸医科大学産科婦人科学教室
2兵庫県がんセンター婦人科
pp.149-151
発行日 1966年2月10日
Published Date 1966/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203431
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はじめに
子宮癌の早期発見を行なうには集団検診等による大衆への啓蒙はもちろん重要であるが,一方診療の第一線にある開業医の早期子宮癌に対する認識を高めることも必要である。前者は労多くして効少なしの感が強いのに反し,後者こそ早期発見の実を挙げる最良の方法と考える。
今日Smear testは可視癌はもちろん,不可視癌も診定しえるもつとも簡便でしかも信頼度の高い子宮癌診断法として広く用いられているが,1つの病院,1つの診療所がその外来患者のみを対象として実施したのでは,この診断法の恩恵を受ける範囲がきわめて限られる。またたとえ広範囲に実施したとしても短期間に終つたならばその成果は少ない。
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