臨床研修セミナー Sexual Medicine
カウンセリング(セックス・セラピー)の実際と問題点
山崎 高明
1,2
Takaaki Yamasaki
1,2
1日本セックス・カウンセラー・セラピスト協会
2山崎産科婦人科医院
pp.993-996
発行日 1989年10月10日
Published Date 1989/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208094
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カウンセリングとは患者と治療者との信頼関係にもとづく全人的なふれ合いを通じて,患者の心の深層に根ざした悩みから起こった問題の解決を見出す方法であり,特に性に関する悩みを取り扱うものがセックス・カウンセリングである。
最近女性の権利が次第に向上し,性の面においても男女同権が叫ばれ出すにいたり,女性の不感症もようやくとり上げられだした感があるものの,泌尿器科を訪れる男性のインポテンス患者の数に比べてまだまだ少ないのが現状である。不感症を女性の広範囲の性機能障害として取り上げ,これに対するセックス・セラピーについて述べたい。
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