落穂拾い
その4
安藤 畫一
1
1慶応大学
pp.902-903
発行日 1965年11月10日
Published Date 1965/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203368
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まえがき
勢込んで思いついた「落穂拾い」も,はや第4回になつた。しかし「必ずや!」と推定していた世の批判が全く聞かれないので聊か落胆している。しかしマサカ「歯芽にかけることでもない」と思われているのではあるまいと自惚れている。いずれにしても折角始めて見たことであるから暫くは続けて見よう。拾い集めた落穂は貯蓄がなく,目を皿にはせぬまでも,相当に気にかかることである。「新味でなくても珍味であること」を志している。
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