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男子Turner症候群/腟液6—PGD
pp.908,912
発行日 1965年11月10日
Published Date 1965/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203370
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Meyerson, L.&Gwinup, G.:Turner's syndrome in the male Arch.int.Med.116(1):125—130, July, 1965
Turner症候群は性腺無形成(無月経,二次性徴低発育,17Ks低下,GTH排泄亢進),四肢奇形(短躯,webbed neck,shield-chest,外反肘,頚椎癒合,短指など),内臓奇形(mental retardation,眼奇形,腎奇形,大動脈coarctationなど)を主徴とし,phenotype女性で,性クロマチン(—),染色体構成XOというのが普通である。その他XXの1個のXに部分欠損がある例もあり,xXというのもあり,モザイクもあることは,すでに周知のところである。フェノタイプ男のTurnerはWeissenberg (1928)の報告が最初だそうだが,Turner発見後ではFlavell (Brit.J.Surg.31:150,1943)が最初であろう。勿論,女のTurnerより遙かに数少ない。男のTurnerも上記症状をもつが,性毛乏しく,女性乳房あり,声は女性様,停留睾丸などの性徴異常をもつ。女のTurnerでは大動脈縮窄は20%の高率だが,男TurnerではBishop (Sex Differentiation andDevelopment, Cambridge Univ.Press,1960)の2例にのみそれがあったにすぎない。
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