Japanese
English
薬剤・2
Depot剤としてのEstriol tripropionateの向性器作用とその臨床的応用性について
Action of Estriol tripropionate depot on genital organs and its clinical use
楠田 雅彦
1
,
松本 道雄
1
,
熊本 有宏
1
Masahiko Kusuda
1
1九州大学医学部産婦人科学教室
pp.513-520
発行日 1963年6月10日
Published Date 1963/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202839
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はじめに
Puckら1)〜5)の発表以来,ながらく日の目をみなかつたEstriol (Et)は,その特異性が注目,再認識されて臨床的にも積極的に応用されるようになつた。
最近の性steroids化学は,その作用の強化とともに長期持続の方向に進んでいる傾向にある。現在臨床上に使用されているEtはfreeのEtであり,estrogen剤としては依然として取り残された存在ともいえる。Etの特異性および臨床効果よりみて,その作用の長期持続が望まれていた。
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