文献抄録
Oestrogen antagonisms; The effects of oestriol and 16—epioestriol on oestrone-induced uterine growth in spayed rats,他
平野 睦男
pp.293
発行日 1961年4月10日
Published Date 1961/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202400
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去勢ラットにoestrone及びoest—riolを混皮下注すると,oestroneが少量の時には子宮重量増加がoestriolで刺激される。oestroneが中等量の時はこの反応はoestriolで阻害され,大量の時にはoestriolで影響をうけなかつた。16—epioest—riolでも大体同じことが見られた。従つて著者らはoestriol (多分16—epioestriolも)より強いoestrogenが少量の時は子宮を保持するように,又多い時にはその作用を制限するように,stronger oestrogenに対して一種の生物学的bufferとしてはたらいているものと考えられると述べている。
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