海外文献
Retarded Growth of Rats by Anticonvulsant Drugs,他
吉田 弘宗
1
1慶大精神神経医学
pp.484,492,531
発行日 1975年5月15日
Published Date 1975/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202315
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最近,各種薬物の長期間服用中における身体的影響についての議論が盛んであるが,本論文は,抗けいれん剤(PB:phenobarbital,DPH:diphenylhydantoin)の成長に対する影響をラットを用いて動物実験したものである。
抗けいれん剤が,カルシウム代謝および骨代謝に障害を起こし(1967,Schmld),またこの代謝障害には,ビタミンDの代謝が関与している(1970,Demt)ことは知られており,さらにビタミンDが,生物学的効果を発揮するには①cholecalciferol→②25-OH-CC→③1.25 dihydroxycholecalciferol(ビタミンD3組織活性型)の代謝過程でビタミンD3となることが必要とされている。
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