Japanese
English
薬剤の臨床
妊娠中毒症に対するBendroflumethiazide ("Centyl")の治験
Clinical effectiveness of Bendroflumethiazide (Centyl) on toxemias of pregnancy
田中 敏晴
1
,
内田 智
1
,
我妻 堯
1
,
星合 久司
1
,
塚田 一郎
1
,
本間 恒夫
1
Toshiharu Tanaka
1
1東京大学医学部産科婦人科学教室
pp.37-42
発行日 1961年1月10日
Published Date 1961/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202352
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Ⅰ.緒言
妊娠中毒症の三大主要症状のうち,特に浮腫及び高血圧に対する治療薬剤として,近年Chloro—thiazideが出現し,その強力な利尿及び降圧作用が注目されてから,盛んに臨床面に使用される一方,更にその改良された薬剤の研究が進められ,先ず,その1/10量で十分有効であるHydrochlo—rothiazide (Dichlotride,Esidrex),Hydro—flumethiazide (Rontyl)が登揚し,その治験については既にわれわれが発表した。今回新らしくEsidrex,Rontyl等の1/12〜1/13量で有効と考えられるBendroflumethiazide (Centyl)を入手したので,その使用経験及び,投与時の電解質排泄について述べる。
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