Japanese
English
臨床研究
臍帯血中酸素量の研究—(主に血清pH,Arteriovenous Oxygen Differenceとの関係について)
Studies on umbilical blood oxygen levels
中井 嘉文
1
Yoshihumi Nakai
1
1東京大学医学部産科婦人科学教室
pp.713-717
発行日 1960年8月10日
Published Date 1960/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202252
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Ⅰ.緒論
分娩時の胎児及び新生児Anoxiaの意義及びAnoxiaの後遺症等の問題は近年属々論議されているが,未だ定説は確立されていない。私は先にCuvette Oxymeterを使用し児娩出時の臍静脈血酸素を測定し,その結果を発表したが,今回は児娩出直後の臍静脈及び臍動脈血酸素量を測定し,又新生児仮死でO2が減少しCO2が増加している際,高度のAcidosisの起る事を1932年Eastmanが発表している事から臍静脈血血清pHを同時に測定し,之を種々の点について検討し若干の知見を得たので報告する。
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