原著
臍帯血清中γ—GTP活性と児発育との関係
延谷 寿三郎
1
,
広沢 豊彦
1
,
田辺 元彦
1
,
西村 博通
1
,
鳥越 正
1
Jusaburo Nobutani
1
1山口大学医学部産科婦人科学教室
pp.841-844
発行日 1974年12月10日
Published Date 1974/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205112
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γ—Glutamyl transpeptidase (γ—GTP)は,グルタミン酸のγ—カルボキシル基がN—末端に結合したγ—Glutamylpeptideを切るとともに,γ—グルタミル基をほかのペプタイド,アミノ酸に転移させる作用を有する酵素であり,Zygmunt Albertらによると人では腎に最も多く,ついで膵,肝,脾,小腸の順に分布し,特に肝では肝実質細胞のミクロソームや胆毛細管に局在するといわれている。
肝胆道疾患でγ—GTP活性は高く,その特異性はGPT, GOT, alk.P.より非常に高いといわれている。
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