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特集 子宮癌診療の進展
治療
子宮癌にたいする化学療法の現況
How matters stand in chemotherapy for uterine cancer?
竹内 正七
1,2
Shoshichi Takeuchi
1,2
1東京警察病院産婦人科
2東京大学医学部産科婦人科学教室
pp.1135-1148
発行日 1959年11月25日
Published Date 1959/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202088
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Ⅰ.序論
子宮癌にたいする制癌剤の臨床応用は余り活溌ではない。それは,手術と放射とが治療法の主流をなし,しかも他臓器の癌に比し,これらの療法ですでに,かなり秀れた治療成績をあげており,一方では,化学療法の悲観的見解にも支配されているためと思われる。
しかし,手術にせよ,放射にせよ,局所療法の域を出ないのであるから,子宮癌が全身的疾患として取扱われなければならない限り,化学療法に期待する以外にはないことは自明である。
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