臨床講座=癌化学療法
癌免疫療法の現況 その1
江崎 幸治
1,2
,
岡部 健一
1,2
,
小川 一誠
1,2
Kohji EZAKI
1,2
,
Ken-ichi OKABE
1,2
,
Makoto OGAWA
1,2
1癌研究会付属病院・化学療法科
2癌化学療法センター
pp.1053-1056
発行日 1981年6月10日
Published Date 1981/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217221
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1969年 Mathéが小児急性リンパ性白血病患者にBCG免疫療法を報告1)して以来,いく多の臨床治験がなされ,免疫療法が,手術,化学療法,放射線療法につぐ癌治療の第4の位置を得つつあるとはいえる.しかしながら,臨床効果の点でいまひとつ確定したものが得られていないのも事実である.本章では,免疫療法の意義,種類,問題点などについて概説し,次号以下で,各種悪姓腫瘍における具体的成績について述べる.
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