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グラフ
新生児横隔膜ヘルニアの1例
Hernia diaphragmatica in newborn
pp.745-746
発行日 1959年9月10日
Published Date 1959/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202023
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母親は30才の初産婦。家族歴,遺伝関係,妊娠経過に特記することなし。41週1日にて回旋異常のため鉗子遂娩術により娩出。男児で出生時体重2610g,身長50cm。
分娩当日より胎糞の排出あり。1日目哺乳8回,計115cc,排便3回。2日目哺乳8回計110cc,排便3回。2日目哺乳8回計130cc,排便2回。この日より嘔吐・呼吸促進始まる。4日目哺乳4回計70cc,排便なし。嘔吐・チアノーゼ・鼻翼呼吸増強し,聴診上心音は右へ移動,呼吸音微弱。当院小児科へ転科し胸部X線を診るに(第1図),左胸腔は腸管で充満し,心臓・左肺は強く右胸腔に圧迫を受け,横隔膜ヘルニアと診断された。5日目当院木本外科にて開腹術を施行。
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