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グラフ
結節性峡部卵管炎
Salpingitis isthmica nodosa
東京大学医学部産婦人科教室
pp.467-468
発行日 1959年6月10日
Published Date 1959/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201967
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39才,家婦。原発不妊17年間。初経15才で正順,25日型,持続3日,経時障碍としてはかなり強度の下腹痛及び腰痛がある。27才時アレキサンダー氏手術を受く。内診所見,子宮稍々後傾後屈,両側附属器部分に瀰漫性の抵抗あり。油性造影剤によるHSGでは(第1図)子宮正常大,角部は欠損し,卵管は両側共細く造影剤が断続し,24時間後にも腹膜散乱像なく閉塞と診断された。その4ヵ月後に当教室で水溶性造影剤によりHSGを行つたところ(第2図),子宮は稍々大きく,辺縁は不整,卵管は両側共疎通性であるが,峡部ではperitubaler Gang又はDivertikelと思われる卵管腔から筋層に入つた造影を認めた。
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