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臨床研究
産婦人科領域に於ける流血酸素量の連続測定に関する研究—第3編 妊娠・分娩・産褥時に於ける流血酸素量の連続測定に関する研究
Studies on the successive determinations of circulatory blood oxygen in obstetrics and gynecology
中尾 昭
1
Akira Nakao
1
1名古屋大学医学部附属病院分院産婦人科
pp.13-22
発行日 1958年1月10日
Published Date 1958/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201692
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第1章 緒言
妊娠,分娩,産褥時に於ける流血酸素量の連続測定は,此等一連の生理的現象の解明に不可欠の課題であるに不拘,従来此種研究は測定方法の不備のため殆んど行われておらず,僅かに断片的な静脈血酸素量の測定成績よりその消長を推測していたに過ぎなかつた。依つて私は本編に於いては第1編既述の試作Ear Oximeterを使用し,正常並びに異常妊娠時に於ける流血酸素量を測定すると共に,分娩,産褥時のそれをも併せ測定し,更に産科手術による流血酸素量の変動をも測定し,妊娠,分娩,産褥時の生理並びに病態生理の解明に資すべき幾多の新知見を得たので茲に報告する。
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