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診療室
腟式手術の術後疼痛に使用せる肛門坐薬Ircodinの効果
Effect of anal suppository "Ircodin"on the pain following vaginal operation
高邑 昌輔
1
Shosuke Takamura
1
1国立金沢病院産婦人科
pp.565-570
発行日 1957年8月10日
Published Date 1957/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201597
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IrcodinはIrgapyrinの鎮痛作用から誘導されたものでIrgapyrinの成分であるButazolidinとAminopyrinに燐酸コデイン及びMedominが配合されて出来ておりAminopyrin及びButazoli-dinが各々相協力して中枢鎮静的に作用する上Codeinの向大脳皮質性抑制作用並びにMedominの鎮静,催眠作用が此に加つてその鎮痛効果は綜合的に高められる。更に其の綜合的効果の持続性はButazolidinが他剤の排泄を遷延せしめる事実から一層高まることが確められている。
今回私は藤沢薬品製Ircodin(スイス,ガイギー社提携品)を腟式手術の術後疼痛に使用して良好なる効果を得たのでその成績を報告する。
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