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海外文献抄録
新ステロイド麻酔剤Viadril,他
Viadril:A new steroid anaeshetie
Lerman L.H.
pp.571-574
発行日 1957年8月10日
Published Date 1957/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201598
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Viadril(21-hydroxypregnane-3:20-dione Sodium Succinate)と云うステロイド製剤の麻酔作用が明らかにされた。本剤を使用すると普通の睡眠の様な状態となり,筋の緊張は保存され,出血も少なく,覚醒時の気分は爽快で,手術創の疼痛を感じない。OmnopanとScopola-mineを前処置として用いる。又麻酔を延長させるために笑気と酸素を,又場合によつては筋弛緩剤を併用する。
Viadrilにはホルモン的な作用はなく,又嘔吐などの副作用は稀である。欠点として効果の発現が比較的遅いこと,注射部位である上膊部に血栓性静脈炎をおこす危険があること等である。尚筆者の自験例は19例であつた(Q)。
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