Japanese
English
綜説
外陰部線維筋腫の診断と治療について
On the diagnosis and treatment of vulval fibromyoma
滝 一郎
1
,
沖本 照男
1
,
岡本 利彦
1
,
杉田 長久
1
Ichiro Taki
1
1大阪大学医学部産婦人科学教室
pp.345-349
発行日 1957年5月10日
Published Date 1957/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201554
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Ⅰ.緒言
外陰部線維腫は性器腫瘍の内比較的稀なものでFullerton(1925)は2300人の外來患者中6例に之を発見している。この腫瘍の発生母地は種々であるが,既往報告例では大陰唇より懸垂せる例が多い。最近当科に於いて大陰唇より膣壁に半球状に突出せる線維筋腫,及び陰核より発生せる線維筋腫の2例を経験したので報告し併せて文献的考按を試みたい。
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