Japanese
English
原著
妊娠に合併した子宮癌に就いて
On carcinoma of the uterus associated with pregnancy
今尾 孝
1
,
田中 新平
1
,
大沢 昇
1
,
長 勝彦
1
,
山口 正義
1
,
戸島 博文
1
Takashi Imao
1
1東京大学医学部附属病院分院産科婦人科
pp.295-300
発行日 1957年5月10日
Published Date 1957/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201543
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第1章 緒言
子宮癌と妊娠との合併は,その頻度は極めて低率である事は一般に認められているが,妊娠,分娩,産褥の癌に対する相互関係に就いては未だ定説を見ないものも多い。
又最近内分泌学方面の進歩に伴い,ホルモンと腫瘍との関係に対する考察も種々行われているにも拘らず,妊娠を伴う子宮癌(以下妊癌と略記す)の病理組織学的方面の報告は殆んど見当らない状態である。
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