Japanese
English
藥物療法
Parahydroxypropiophenoneによる更年期障碍の治療
Treatment of menopausal disorders with Parahydroxypropiophenone
山中 茂
1
,
諏訪 尚史
1
YAMANAKA SHIGERU
1
1国立津病院産婦人科
pp.263-266
発行日 1957年4月10日
Published Date 1957/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201536
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
まえがき
更年期障碍の原因に関しては,現在迄に,多くの学者が幾多の業績や学説を発表してきたが,今日に到るも定説は見出されない。一般には,Es-trogenの欠乏と共にGonadotropinの過剰という考えが強いが,単一な原因によるものではなく,九嶋氏なども更に複雑な原因によるものならんと述べている。
成因と同様にその症状も全く複雑多岐で,従つて治療に於いても,現在,エストロゲン又はアンドロゲン,或いは塩酸プロカインなどの療法が用いられているが,その効果は一定ではない。
Copyright © 1957, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.