診療室
307日目に滿期分娩を反復した1例
衞藤 毅
1
,
十日市 哲
1
1釜石製鐵所病院産婦人科
pp.302
発行日 1953年5月10日
Published Date 1953/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200837
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緒言
流早死産,人工妊娠中絶後に次回妊娠の早いことはしばしば經驗することである。成書の教えるところでは,分娩後6週乃至8週を産褥期としこの間に子宮は復古を完成,この期間を過ぎると次回妊娠も可能となる譯である。
筆者等はこの最短期間,前回分娩(死産)後25日目に月經發來,それを終經として妊娠し,3400gの成熟児を分娩豫定日の翌日分娩した1例を經驗したので,その大要を報告する。
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