Japanese
English
特集 婦人の皮膚泌尿器科疾患
Fox-Fordyce氏病
FOX-FORDYCE DISEASE.
奥野 勇喜
1
,
森部 洋一
1
Yuuki OKUNO
1
,
Yoichi MORIBE
1
1久留米大学皮膚科
1Dept. of Dermatology Kurume University School of Medicine.
pp.971-975
発行日 1959年10月1日
Published Date 1959/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202646
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I.緒言
本症は比較的稀な疾患で,1902年米国のGeo-ge H.FoxおよびJohn A.Fordyceが腋窩および陰部に限局し激烈な痒みを伴つて小結節を生ずる症例を報告したのに始る。以後Fox-Fordy-ce氏病の名称で各国の文献に報告されたが,本邦においては,1924年王が28歳の男子の両腋窩に発生した1例を始めて報告,ついで,1928年北村が本症の総説とともにその実験例を発表して以来注目されるに至り,その報告が漸増し現在までわれわれの調査によれば46例の報告がある。われわれは以下本症について総括的に叙述しよう。
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