座談会
産婦人科領域に於ける日常各種診斷法の再檢討(其の2)
橋爪 一男
1
,
赤須 文雄
2
,
長谷川 敏雄
3
,
安井 修平
4
,
間島 僴
,
藤井 吉助
5
,
久慈 直太郞
6
,
平澤 益吉
,
中山 盛祐
,
眞柄 正直
7
,
堤 辰郞
1日大
2東邦醫大
3東大
4東京遞信病院
5昭和醫大
6東京女子醫大
7日醫大
pp.222-228
発行日 1952年5月10日
Published Date 1952/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200623
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橘爪 この前東邦醫大におきまして行なつた座談會の續きをやりたいと思います。つきましてはこの前非常に活發な議論が澤山出まして參考になる點が多々ございました。この座談法は「もう本に書いてあるから問題ないんだ」というわけではなく,たとえばピスカツエックというものは今後教科書から抹殺すべしというふうに皆さんの忌憚のない御意見を伺いたいと思います。
今日はその續きというわけでございますけれども,皆さん方の興味深いような問題を先に致したいというわけで,おしまいの方から致します。まず一番目に子宮穿孔について皆さん方のお話がございましたらお話を伺いたいと思います。どなたか御發言ございませんか。「人工流産における子宮穿孔の診斷」ということです。皆さん優秀な技術をおもちでないかと息いますが,よその方の經驗を取上げてなさつてもよろしうございます。
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