境界領域 眼科から
新生兒膿漏眼について
大塚 任
1
1東京醫科齒科大學眼科學
pp.36-39
発行日 1950年1月10日
Published Date 1950/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200307
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緒言
出産後3週以内に結膜炎が起り,眼脂が出る場合,Opthalmia neonatorum新生兒眼炎,或いは新生兒膿漏眼という.スルフアミン劑次いでペニシリンの發見により,その治療法に一大變革がなされた眼疾患の一つであるが,我國の普通眼科書に見る本症の記載はペニシリンの附加に止り,舊態然たるものである.よつて最近の米英の知見を參考として新生兒膿漏眼について述べて見たい.
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