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機能性不整子宮出血に關する組織學的研究—第2報:再び間質不全症(芳賀)について
芳賀 次郞
1
1東北大學醫學部解剖學教室
pp.55-59
発行日 1949年2月10日
Published Date 1949/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200166
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緒論
前報に於て,余は所謂周期遺存症に該當すると思われる13例の子宮粘膜掻爬標本を檢索して,その病理に對し新しい立場に立脚する解釋を與えたが,本報に於ては腺嚢胞性増殖症の診斷を下された1例に就いて報告したい.特に本例はその診斷を確定せしめた内膜掻爬に先立つこと9日に豫め1回の掻爬が行われており,その所見の裡に既に9日後に於ける嚢胞性腺型形成が約束されている點で極めて重要であると思う.
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